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Azureのリージョンと可用性ゾーンとは?やさしく解説

Azureのリージョンと可用性ゾーンの違いを考える初心者
「リージョンと可用性ゾーンって、何が違うの?」
「どのリージョンを選べばいいの?」
「ゾーンを分けると、何がうれしいの?」

そんな疑問を抱える、Azureを学び始めたあなたへ。

結論から言えば、
リージョンは世界各地に置かれた拠点群、可用性ゾーンはその中で物理的に分かれたデータセンター群です
と説明されるのが一般的です。

 

「リージョン」とは世界各地に置かれた地理的に離れた拠点のまとまり、「可用性ゾーン(Availability Zones)」とは1つのリージョン内で物理的に分けられたデータセンターのまとまりのこと、とされています。

 

この記事では、リージョンと可用性ゾーンの入れ子の関係、複数ゾーンで安定性を高める考え方、リージョンペア、そしてリージョンを選ぶときの観点を、初心者のあなた向けにやさしくまとめました。Azure Fundamentals(AZ-900)のアーキテクチャ対策にも役立ちます。

 

1. Azureのリージョンとは

世界各地に置かれたAzureの拠点のイメージ

あなたが「リージョン」という言葉に出会ったとき、まず押さえたいのは世界各地に置かれた、地理的に離れた拠点のまとまりという基本定義です。

 

Azureは、東日本・西日本・米国・欧州など、世界のさまざまな地域にデータセンター群を持っているとされています。この地域ごとのまとまりが、リージョンです。利用者は、自分のサービスをどのリージョンで動かすかを選べます。

 

ここでイメージしてほしいのが、全国にあるチェーン店です。地域ごとにお店が置かれていて、近い店舗を選べますよね。リージョンも地域ごとに用意された拠点を選んで使う点が、これに近いと言われています。

 

リージョンの要点は、「世界の地域ごとに拠点が分かれている」発想にあるとされています。利用者に近い地域を選べば、通信の待ち時間を抑えやすくなります。

 

→ そもそも「クラウド」自体の基礎を押さえたい時は、クラウドコンピューティングとは で前提を掴めます。

 

2. 可用性ゾーン(Availability Zones)とは

1リージョン内で分かれたデータセンター群のイメージ

あなたが次に押さえたいのが可用性ゾーン、英語ではAvailability Zonesです。リージョンとセットで理解すると、すっきり整理できます。

 

可用性ゾーンとは、1つのリージョンの中にある、物理的に分けられたデータセンターのまとまりのこととされています。1つのリージョンは、複数の可用性ゾーンで構成されているのが一般的です。

 

ゾーン同士は、近すぎず離れすぎない距離に置かれているとされています。電源・冷却・ネットワークが独立しているため、片方のゾーンでトラブルが起きても、もう片方は動き続けられる、という考え方です。

 

ここでイメージしてほしいのが、同じ街にある別々の建物です。1つの建物が停電しても、離れたもう1つの建物は動き続けられますよね。可用性ゾーンも分かれて置かれることで、片方の不調に巻き込まれにくい点が、これに近いと言われています。

 

つまり、リージョンという大きな地域のまとまりの中に、可用性ゾーンという分かれた拠点が複数ある、という入れ子の関係になります。

 

この考え方は、AWSのアベイラビリティゾーンともよく似ています。別ベンダの整理は AWSのリージョンとAZとは が参考になります。

 

3. 複数ゾーンとリージョンペアで安定性を高める

複数のゾーンとリージョンに分散して安定性を高めるイメージ

あなたがこの章で押さえたいのは、分けて置くと、止まりにくくなるという考え方です。

 

サービスを1つのゾーンだけに置くと、そのゾーンにトラブルが起きたとき全体が止まる恐れがあります。そこで、同じサービスを複数の可用性ゾーンに分散して置く方法がよく使われます。1つのゾーンが止まっても、別のゾーンが動き続けられるという考え方です。

 

この「止まりにくさ」を、高可用性(システムが使い続けられる度合いの高さ)と呼びます。複数ゾーンへの分散は、可用性を高める基本的な工夫の一つとされています。

 

あなたが覚えておきたいもう一つの言葉がリージョンペアです。リージョンペアとは、地理的に離れた2つのリージョンをあらかじめ組み合わせておく仕組みのこととされています。

 

別の観点として、リージョンペアは離れた地域どうしでの備えを担います。1つのリージョン全体に影響する大きな災害が起きても、ペアとなる離れたリージョンにデータを複製しておけば被害を抑えやすい、とされています。ゾーンが「同じ地域内の分散」なら、リージョンペアは「離れた地域の分散」と整理できます。

 

4. リージョンを選ぶときの観点

リージョンを選ぶ4つの観点を考えるイメージ

あなたが実際にサービスを動かすとき、どのリージョンを選ぶかは意外と大切な判断になります。主に次の観点で考えると整理しやすいとされています。

 

観点 考えるポイント
遅延 利用者に近いリージョンほど、通信の待ち時間を抑えやすい
データの所在地 データを置く国や地域の決まりに合わせる必要がある場合がある
料金 同じサービスでもリージョンによって料金が異なることがある
サービスの提供状況 使いたいサービスや可用性ゾーンが、そのリージョンで提供されているか

 

たとえば、日本の利用者向けなら近い日本国内のリージョンを選ぶと、待ち時間を抑えやすくなります。一方で、扱うデータに地域の決まりがある場合は、データの所在地を優先することもあります。

 

リージョン選びに唯一の正解はないとされています。遅延・データの所在地・料金・提供状況の4つを並べて、自分の目的にいちばん合うものを選ぶ、と覚えておくと迷いにくくなります。

 

5. まとめ: 今日からできる、最初の一歩

今日からの一歩を示すイメージ

ここまで読んだあなたは、Azureのリージョンと可用性ゾーンの輪郭をしっかり押さえられたはずです。要点を3つに整理します。

 

  1. リージョン = 世界各地の地理的に離れた拠点群、可用性ゾーン = その中で物理的に分かれたデータセンター群
  2. 複数ゾーンに分散すると片方が止まっても動き続けやすく、リージョンペアで離れた地域どうしの備えもできる
  3. リージョン選びは遅延・データの所在地・料金・提供状況の4観点で考える

 

リージョンと可用性ゾーンは、Azure Fundamentals(AZ-900)のアーキテクチャとサービス領域の中核テーマの一つです。Azure全体の土台となる考え方なので、ここを押さえると他のサービスの理解も進めやすくなります。

 

あなたが今日からできる、最初の一歩を3つ用意しました。

 

  1. 用語整理: 「リージョン」「可用性ゾーン」「リージョンペア」を1行メモにまとめる(3分)
  2. 関連記事: クラウドコンピューティングに進み、土台の考え方を押さえる(5分)
  3. 力試し: クラウドの概念分野の問題を1問解いて、理解度を確認する(2分)

 

たった10分で、リージョンと可用性ゾーンは輪郭のある概念に変わります。完璧に覚えてから動くより、まず関連記事を1本読んでみる。それが、いちばん速い学び方です。

 

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