AZ-900とは?Azure資格の試験範囲と勉強時間を解説

AZ-900とは?Azure資格の試験範囲と勉強時間を解説

Azure Fundamentalsの受験を検討する初心者
「Azure Fundamentals(AZ-900)って、どんな試験?」
「受験料や勉強時間はどのくらい?」
「エンジニアじゃない初心者でも受かる?」

そんな疑問を持つ、これからAzure Fundamentals(AZ-900)を受験するあなたへ。

結論から言えば、
Azure Fundamentals(AZ-900)は、クラウドの基礎を幅広く問う「Azure入門のための資格」
専門的な構築スキルより、全体像をやさしく理解することが中心です。

この記事では、試験の基本情報・出題範囲・受験フロー・学習の進め方を、初心者向けにやさしくまとめて解説します。

 

1. Azure Fundamentals(AZ-900)とは

1. Azure Fundamentals(AZ-900)とは

あなたが最初に押さえておきたいのは、クラウドを「自分で構築する人」よりも「正しく理解して判断する人」のための入門資格だということです。

Azure Fundamentalsは、Microsoftが主催するクラウドの認定資格です。試験コードは「AZ-900」。Microsoftのクラウドサービス「Azure(アジュール)」の基礎を、はじめて学ぶ方に向けた入門レベルに位置づけられています。

 

イメージとしては、「クラウドの入口パスポート」のような位置づけ。クラウドとは何か、Azureにはどんなサービスがあるのか、料金や管理の考え方まで、全体像をつかむための試験です。

 

AZ-900は受験資格に制限がなく、クラウド初学者を主な対象としています。そのため、営業・企画・管理部門の方など、非エンジニアでも狙いやすいのが特長です。そもそもクラウドとは何かをやさしく知りたい方は、クラウドコンピューティングとはから読むと土台が整います。

 

2. 試験の基本情報

2. 試験の基本情報

まずは、あなたが受験を判断する材料になる基本情報を、ひと目で確認できる形にまとめました。

主催 Microsoft
試験コード AZ-900
試験時間 45分
問題数 約40〜60問(回により変動)・多肢選択/複数選択式
受験料 99 USD(日本円の受験料は別途設定。最新は公式でご確認ください)
合格ライン 1,000点満点中700点(約70%が目安)
受験資格 制限なし(クラウド初学者向け)
言語 日本語で受験可
公式URL Microsoft Learn 公式 学習ガイド(AZ-900)

 

上の数字は、主催元である Microsoft の公式学習ガイド(Study Guide)に準じた目安です。問題数や合格ラインは改定によって変わる場合があるため、最新の値は念のためMicrosoft Learn の公式ガイドでご確認ください。

少し補足します。問題数は回によって約40〜60問の幅があり、固定ではありません。「だいたい45分で40〜60問を解く」とイメージしておくと、本番の感覚をつかみやすいです。

 

合格ラインは、1,000点満点中700点(約70%)が目安とされています。ドメイン別の足切りはなく、全体の合計で判定されるため、苦手な分野があっても他で補えます。受験料は99 USDで、日本円は別途設定のため公式で最新をご確認ください。

 

3. 試験範囲(3つのドメイン)

3. 試験範囲(3つのドメイン)

「結局どんなことが出るの?」と気になる、あなたへ。

Azure Fundamentalsの出題範囲は、公式ガイドで3つのドメイン(分野)に整理され、それぞれ採点の比率が決まっています。「3つの引き出しに知識を分けて入れる」ようなイメージで、まず全体像を眺めてから進めると迷いません。

 

① クラウドの概念(約25〜30%)
クラウドのメリット、責任共有モデル、IaaS/PaaS/SaaS、パブリック/プライベート/ハイブリッド、従量課金など。土台になる入門分野です。クラウドコンピューティングとはSaaS / PaaS / IaaSとは で予習できます。

 

② Azureのアーキテクチャとサービス(約35〜40%)
リージョン・可用性ゾーン・リソースグループ、仮想マシンやApp Service・AKS・Functions、VNet・VPN・DNS、Blob・Files・Diskといったストレージ、Microsoft Entra ID・MFAなど。比率が最も大きい中心分野です。

 

③ Azureの管理とガバナンス(約30〜35%)
Cost Managementによるコスト管理、Azure Policy、リソースロック、タグ、Service Healthなど。Azureを「安全に・無駄なく運用する」考え方を扱います。

 

比率からも分かるとおり、②アーキテクチャと③管理の2分野で全体の7割前後を占めます。とはいえ各ドメインの比率は改定で変わることがあるため、最新の配分はMicrosoft Learn の公式ガイドでご確認ください。

 

なお、②に登場するMicrosoft Entra IDは、Azureの利用者やアクセス権を管理するIDサービスです(2024年の改定で旧称「Azure Active Directory(Azure AD)」から名称変更)。教材によっては旧称で書かれていることもあるので、新しい名前とあわせて覚えておくと安心です。

3-1. ②アーキテクチャ分野でつまずかないために

比率が大きいわりに、用語が多くて初心者が戸惑いやすいのが②の分野です。特にIDとセキュリティまわりは、基礎の用語を先に押さえておくと安心です。

 

ドメイン別の問題演習ページは順次公開していきます。まずは上の解説記事で、頻出テーマのイメージをつかんでおくと、学習がスムーズに進みます。

 

4. 受験フロー

4. 受験フロー

あなたが申込から合否確認までをイメージできるように、受験の流れを4ステップで整理します。

 

STEP 1: 公式サイトで申込

Microsoftのアカウントを用意し、試験予約サイトから日時と受験方法を選んで申込みます。受験料は99 USD(日本円は別途設定)。自宅などからのオンライン監督つき受験と、テストセンター会場での受験を選べます。

STEP 2: 試験を受ける

試験時間は45分。多肢選択/複数選択式で、約40〜60問を解きます。1問ずつフラグを立てて後で見直せるため、迷った問題は一度飛ばして進めるのがコツです。

STEP 3: 合否結果

結果は、1,000点満点中700点が合格の目安です。ドメイン別の足切りはなく、全体の合計で判定されます。

STEP 4: 認定バッジを受け取る

合格すると、デジタル認定証とバッジを受け取れます。SNS や職務経歴書に添えて、クラウドの基礎理解をアピールできます。

 

申込方法・受験料の円換算・最新の受験仕様は、改定されることがあります。詳細は受験前にMicrosoft Learn の公式ガイドでご確認ください。

 

5. 学習の進め方と目安

5. 学習の進め方と目安

ここからが、あなたが一番気になる「どう勉強すれば受かるか」の話です。

学習時間の目安は、15〜30時間ほどが一般的とされています。ただしこれはあくまで目安で、あなたのITやクラウドの予備知識によって大きく変わります。

 

「学習は、家の見取り図を1部屋ずつ見て回る作業」のようなもの。範囲は広く見えても、3つのステップで順に進めれば、無理なく全体をカバーできます。

 

STEP 1: クラウドの基礎をつかむ — まずはクラウドとは何かを理解します(クラウドコンピューティングSaaS / PaaS / IaaS)。
STEP 2: IDとセキュリティの基礎を固める — Microsoft Entra IDの土台になる考え方を押さえます(認証と認可暗号化)。
STEP 3: 主要サービスと管理に進む — 仮想マシンやストレージなどの役割と、Cost Managementによるコスト管理を、公式教材や順次公開の解説記事で仕上げます。

 

ペース配分は、自分の生活に合わせて選べます。

  1. 1日30分 × 2〜3週間(朝活や夜活で積み上げる)
  2. 週末まとめて2〜3時間 × 2〜3週間(平日が忙しい方向け)
  3. 通勤・スキマ時間で用語を毎日少しずつ確認する

 

注意点が2つあります。
・学習時間は予備知識で大きく変わるため、上の目安はあくまで参考に。
・受験料の円換算・問題数・合格ライン・ドメイン比率は改定されることがあるので、申込前に公式の学習ガイドで最新情報をご確認ください。

 

まとめ: 今日からできる、最初の一歩

まとめ: 今日からできる、最初の一歩

最後に、この記事のポイントを3つだけ振り返ります。

  1. Azure Fundamentals(AZ-900)は、Microsoft主催・45分・約40〜60問のクラウド入門資格。非エンジニアでも狙える
  2. 受験料は99 USD(円は公式で確認)、合格ラインは1,000点中700点が目安
  3. 出題は3ドメイン。学習は「クラウド基礎 → IDとセキュリティ → サービスと管理」で迷わない

 

今日からできる、最初の一歩はとてもシンプルです。

1. Microsoft Learn の公式ガイドを開いて試験概要を確認する(30秒)
2. 土台になる1本目 クラウドコンピューティングとは を読む(5分)
3. 学習スケジュールを手帳にメモする(3分)

 

たった9分で、あなたのAzure Fundamentals(AZ-900)対策は動き出します。

範囲は広く見えても、1部屋ずつ見取り図を広げれば大丈夫。あなたのペースで、ゆっくり始めていきましょう。