
「受験料や勉強時間はどのくらい?」
「データやデータベースが初めての初心者でも受かる?」
そんな疑問を持つ、これからAzure Data Fundamentals(DP-900)を受験するあなたへ。
結論から言えば、
DP-900は、クラウド上のデータの基礎を幅広く問う「データ入門のための資格」
専門的なデータベース開発スキルより、データの全体像をやさしく理解することが中心です。
この記事では、試験の基本情報・出題範囲・受験フロー・学習の進め方を、初心者向けにやさしくまとめて解説します。
1. Azure Data Fundamentals(DP-900)とは

あなたが最初に押さえておきたいのは、データを「自分で設計・運用する人」よりも「正しく理解して活用する人」のための入門資格だということです。
Azure Data Fundamentalsは、Microsoftが主催するデータの認定資格です。試験コードは「DP-900」。MicrosoftのクラウドサービスAzure(アジュール)上で、データベースやデータがどう扱われるのかを、はじめて学ぶ方に向けた入門レベルに位置づけられています。
イメージとしては、「データの世界の入口パスポート」のような位置づけ。データにはどんな種類があり、Azureにはどんなデータサービスがあるのか、全体像をつかむための試験です。
DP-900は受験資格に制限がなく、データ初学者を主な対象としています。公式でも上位資格(Azure Database Administrator など)の準備に使えるが前提条件ではないと案内されており、最初の一歩として狙いやすいのが特長です。データの土台を先に知りたい方は、データベースとはから読むと理解がスムーズです。
2. 試験の基本情報

まずは、あなたが受験を判断する材料になる基本情報を、ひと目で確認できる形にまとめました。
| 主催 | Microsoft |
|---|---|
| 試験コード | DP-900 |
| 合格ライン | 700点以上(公式スコアレポートに準拠) |
| 受験資格 | 制限なし(データ初学者向け・前提資格なし) |
| 受験方式 | 監督官つき(テストセンター/オンライン監督つき受験)。予約は Pearson VUE |
| 言語 | 日本語ほか複数言語で受験可 |
| 試験時間・問題数 | 改定されることがあるため、最新は公式でご確認ください |
| 受験料 | 受験する国・地域や通貨により異なります。最新の金額は公式でご確認ください |
| 公式URL | Microsoft Learn 公式 認定資格ページ(DP-900) |
上の内容は、主催元である Microsoft の公式情報に準じた目安です。合格ラインは公式のスコアレポートの案内に準じ700点以上とされています。問題ごとの配点は難易度に応じて調整される(スケーリング)ため、単純な正答数とは一致しないこともあります。受験仕様は改定で変わる場合があるため、最新はMicrosoft Learn の公式学習ガイドでご確認ください。
受験料は、受験する国・地域や通貨によって異なります。公式の認定資格ページにも「試験が監督されている国または地域に基づく価格」と記載があり、金額の断定は避けます。試験時間・問題数とあわせて、申込前に公式で最新をご確認ください。
3. 試験範囲(4つのドメイン)

「結局どんなことが出るの?」と気になる、あなたへ。
DP-900の出題範囲は、公式学習ガイドで4つのドメイン(分野)に整理され、採点の比率が決まっています。「4つの引き出しに知識を分けて入れる」イメージで全体像を眺めてから進めると迷いません。配点は次の表のとおりです。
| # | ドメイン(公式表記) | 配点 |
|---|---|---|
| ① | データの主要概念を説明する | 25 – 30% |
| ② | Azure 上のリレーショナルデータの考慮事項を特定する | 20 – 25% |
| ③ | Azure 上の非リレーショナルデータの操作の考慮事項について説明する | 15 – 20% |
| ④ | 分析ワークロードについて説明する | 25 – 30% |
配点が範囲(%レンジ)で示されるのは公式の表記方法によるものです。各分野の中身を、もう少し具体的に見ていきましょう。
データの表し方、ファイル形式、データベースの種類、トランザクション/分析ワークロードの違い、データ関連職の役割などを扱う土台の分野です。まずは 構造化・半構造化・非構造化データとは で種類のイメージをつかんでおくと、ほかの分野も理解しやすくなります。
表(テーブル)でデータを管理するリレーショナルの考え方、正規化、SQL の基本、Azure SQL 製品ファミリなどを扱います。データベース と Azure SQL Database とは を読むと、出題のイメージが具体的になります。
表形式にとらわれずデータを扱う仕組みの分野です。Azure Storage(Blob/File/Table)や、複数の API を持つ Azure Cosmos DB とは のユースケースが中心です。リレーショナルとの違いを意識すると整理しやすくなります。
集めたデータを分析・可視化する分野です。大規模分析の基盤 Microsoft Fabric とは や、見える化の Power BI とは が直結テーマ。①と並ぶ重点分野です。
比率からも分かるとおり、①データの主要概念と④分析ワークロードがそれぞれ25 – 30%と大きい構成です。比率は改定で変わることがあるため、最新は公式学習ガイドでご確認ください。
3-1. はじめての人がつまずきやすいポイント
用語が多くて初心者が戸惑いやすいのは、①でデータの種類を整理するところと、②でリレーショナルの考え方を押さえるところです。基礎の用語を先に押さえておくと、各ドメインの理解がぐっと楽になります。
- データベースとは(データを扱う仕組みの土台)
- 構造化・半構造化・非構造化データとは(データの種類の整理)
- Azure SQL Database とは(リレーショナルの代表サービス)
- Azure Cosmos DB とは(非リレーショナルの代表サービス)
4. 受験フロー

あなたが申込から合否確認までをイメージできるように、受験の流れを4ステップで整理します。
STEP 1: 公式サイトで申込
Microsoftのアカウントを用意し、Pearson VUE の予約サイトから日時と受験方法を選んで申込みます。自宅からのオンライン監督つき受験と、テストセンター会場での受験を選べます。受験料は国・地域や通貨で異なるため、申込画面の金額を確認しましょう。
STEP 2: 試験を受ける
試験には監督官がつきます。多肢選択/複数選択式が中心で、迷った問題はフラグを立てて後から見直すのがコツです。試験時間や問題数の最新仕様は、公式で事前に確認しておくと安心です。
STEP 3: 合否結果
結果は、700点以上が合格の目安です。配点は難易度でスケーリングされるため、単純な正答数とは一致しないこともあります。
STEP 4: 認定バッジを受け取る
合格すると、デジタル認定証とバッジを受け取れます。SNS や職務経歴書に添えて、データの基礎理解をアピールできます。申込方法・受験料・受験仕様は改定されることがあるため、受験前に公式認定資格ページでご確認ください。
5. 学習の進め方と目安

ここからが、あなたが一番気になる「どう勉強すれば受かるか」の話です。
DP-900は入門レベルの資格で、必要な学習量はあなたのITやデータの予備知識によって大きく変わります。範囲は広く見えても、4つの引き出しを順に開けて中身を覚えていくイメージで、次の3ステップで進めれば無理なく全体をカバーできます。
STEP 2: リレーショナルと非リレーショナルを押さえる — Azure の代表サービスをセットで学びます(Azure SQL Database・Azure Cosmos DB)。
STEP 3: 分析ワークロードに進む — 集めたデータを分析・可視化する分野です(Microsoft Fabric・Power BI)。
ペース配分は、自分の生活に合わせて選べます。
- 1日30分 × 2〜3週間(朝活や夜活で積み上げる)
- 週末まとめて2〜3時間 × 2〜3週間(平日が忙しい方向け)
- 通勤・スキマ時間で用語を毎日少しずつ確認する
・学習量は予備知識で大きく変わるため、ペース配分はあくまで参考に。
・受験料・試験時間・問題数・ドメイン比率は改定されることがあるので、申込前に公式の学習ガイドで最新情報をご確認ください。
分野別クイズで力試し

概要をつかんだら、分野別の問題集で理解度を確かめましょう。気になる分野から1本ずつ解き、最後は総合模試で仕上げるのが効率的です。
・データの主要概念
・リレーショナルデータ
・非リレーショナルデータ
・分析ワークロード
→ 総仕上げ: DP-900 総合模試 で全分野まとめて力試し
なお、DP-900はAzure入門3資格の1つです。クラウドの基盤を学ぶ Azure Fundamentals(AZ-900) や、AIの基礎を学ぶ Azure AI Fundamentals(AI-900) と並ぶ位置づけ。クラウド全体の基礎から固めたい方はAZ-900、AIに興味がある方はAI-900、データを軸にしたい方はDP-900と、関心に合わせて入り口を選べます。
まとめ: 今日からできる、最初の一歩

最後に、この記事のポイントを3つだけ振り返ります。
- DP-900は、Microsoft主催のデータ入門資格。前提資格はなく、データが初めてでも狙える
- 合格ラインは700点以上が目安。受験料は国・地域や通貨で異なるため公式で確認する
- 出題は4ドメイン。学習は「データの基礎 → リレーショナル/非リレーショナル → 分析ワークロード」で迷わない
今日からできる、最初の一歩はとてもシンプルです。
- Microsoft Learn の公式認定資格ページを開いて試験概要を確認する(30秒)
- 土台になる1本目 データベースとは を読む(5分)
- 学習スケジュールを手帳にメモする(3分)
たった9分で、あなたのAzure Data Fundamentals(DP-900)対策は動き出します。
範囲は広く見えても、4つの引き出しを1つずつ開けていけば大丈夫。あなたのペースで、ゆっくり始めていきましょう。