
「DP-900とAI-900の違いは?」
「Azureの入門資格は、どの順番がいい?」
そんな疑問を持つ、これからAzureの入門資格を取りたいあなたへ。
結論から言えば、
「どれが正解」ではなく、いま学びたい対象に合うものから始めれば大丈夫
です。3つとも公式に定められた受験の前提資格はなく、どれから受けても問題ないからです。
この記事では、DP-900(Azureのデータの基礎)を軸に、AZ-900(Azureクラウド全般)とAI-900(AzureのAI/ML)との違いを比較表で整理し、あなたのタイプ別に「どれを先に受けるか」をやさしく解説します。
1. DP-900・AZ-900・AI-900は何が違う?

まず、よく迷う3つの違いを整理しました。3つともMicrosoftの入門(ファンデーショナル)レベルの認定で、立ち位置は近いです。違うのは、学ぶ対象がクラウド全般かAI/MLかデータかという点です。
| 観点 | AZ-900 | AI-900 | DP-900 |
|---|---|---|---|
| 正式名称 | Azure Fundamentals | Azure AI Fundamentals | Azure Data Fundamentals |
| レベル | 入門 | 入門 | 入門 |
| 学ぶ対象 | Azureクラウドの全体像 | AzureのAI/ML | Azureのデータ |
| 主な範囲 | クラウドの概念・サービス・管理 | AIワークロード・機械学習・画像/言語AI・生成AI | データの概念・リレーショナル/非リレーショナル・分析 |
| こんな人向け | Azureを広く学びたい人 | AIの基礎を学びたい人 | データの基礎を学びたい人 |
| 前提資格 | なし | なし | なし |
表のとおり、3つの資格は守備範囲が違う「兄弟資格」のような関係です。AZ-900はAzure全体の地図を描き、AI-900はその中の「AIの区画」を、DP-900は「データの区画」を詳しく見る、というイメージです。難易度はどれも入門レベルですが、範囲は広いので要点を押さえて準備すると安心です。
とくにDP-900は、データベースやデータ分析という業務でよく登場するテーマを扱うため、AIやアプリ開発に進む前の土台としても役立ちます。
問題数・試験時間・受験料・合格点は改定されることがあるため、申し込み時に各公式ページで最新の値を確認してください。この記事では数字の断定は避け、立ち位置の違いに絞って整理します。
クラウド全般ならAZ-900とは(試験範囲と勉強時間の解説)、AIならAI-900とは(試験範囲と勉強時間の解説)、データならDP-900とは(試験範囲と勉強時間の解説)が、それぞれの入口になります。
2. どれを先に受けるべき?

「結局どれから?」と一番知りたいあなたへ。大事な前提として、受験に公式の必須前提資格はありません。DP-900・AZ-900・AI-900のどれを先に受けても問題ありません。決め手は「いま何を学びたいか」です。タイプ別に整理します。
・クラウドそのものがまだふんわりしている
・Azureを仕事で広く使う予定がある
・まずは土台になる用語や仕組みを整理したい
・データベースやデータ分析にいま一番興味がある
・SQLやデータ基盤の基礎を早く押さえたい
・データエンジニアやアナリストの仕事に近づきたい
・AIや機械学習にいま一番興味がある
・生成AIや画像/言語AIの基礎を早く押さえたい
・話題のAI分野から学習のきっかけをつかみたい
当てはまる項目が多いものが、いまのあなたに合った一枚です。判断の軸はシンプルで、「あなたが今いちばん学びたいのは、クラウド全般か、データか、それともAIか」です。あなたが興味のあるものから入ると、学習が続きやすくなります。
とはいえ迷うなら、AZ-900を土台にする進め方が無理のないルートになりやすいです。DP-900もAI-900も扱うサービスはAzure上で動くため、クラウドの用語をAZ-900で先に整理しておくと、後の2つが入りやすくなるからです。これは順番の決まりではなく、土台づくりの考え方です。
頭で考えても決まらないときは、データの問題を少しのぞいて手応えで選ぶのも手です。
→ DP-900 模試で力試し / AZ-900 模試 / AI-900 模試
3. それぞれの学習リソース

受ける順番が決まったら、あとは進め方です。あなたが選んだものに合わせて、どこから手をつければいいかを整理しました。当社の在籍エンジニアも、まず範囲を俯瞰してから演習に入る進め方をすすめています。
DP-900から始めるなら、データの主要概念・リレーショナルデータ・非リレーショナルデータ・分析ワークロードという4つの分野が中心です。SQL系とそれ以外のデータの違い、分析の流れを学ぶのがこの資格の良さです。範囲と進め方はDP-900とは(試験範囲・学習の進め方)で確認でき、学習時間の目安はDP-900の勉強法(最短ルート)が道しるべになります。仕上げにDP-900の模試で力試しをどうぞ。
AZ-900から始めるなら、Azureの3領域(クラウドの概念/アーキテクチャとサービス/管理とガバナンス)を押さえるところからです。範囲と勉強時間の目安はAZ-900とは(試験範囲・学習の進め方)で確認できます。
AI-900から始めるなら、AIワークロード・機械学習・画像/言語AI・生成AIが中心です。学習時間の目安はAI-900の勉強法(最短で受かる手順)が参考になり、範囲はAI-900とは(試験範囲・学習の進め方)で見直せます。
まとめ: 今日からできる、最初の一歩

最後に、この記事のポイントを3つだけ振り返ります。
- AZ-900はクラウド全般、AI-900はAI/ML、DP-900はデータの基礎
- 3つとも公式の必須前提資格はなく、どれから受けてもよい
- 迷うならAZ-900を土台にすると、DP-900もAI-900も入りやすい
今日からできる、最初の一歩はとてもシンプルです。
たった5分ほどで、あなたのAzure資格選びは前に進みます。完璧に比べきろうとせず、まず気になったもののページを開いてみる。それが、いちばん速い決め方です。