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応用情報 午後「ネットワーク」攻略|サブネット計算と構成図の読み方

応用情報の午後ネットワーク対策に悩む受験者
「午後のネットワーク、どこから手をつければいい?」
「サブネット計算が苦手で、いつも時間が足りない」
「構成図が複雑で、何を読み取ればいいかわからない」

そんな悩みを抱える、応用情報技術者試験の午後でネットワークを選ぼうとしているあなたへ。

結論から言えば、
午後のネットワークは「TCP/IPの理解」と「サブネット計算」、そして「構成図の読解」の3つを固めれば、得点源にできる
分野です。覚える知識量よりも、図と数字を正確に追う力が問われます。

この記事では、午後ネットワークの分野の特徴・典型テーマ・解き方のコツ・時間配分と練習法を、やさしくまとめて解説します。あなたが「何を仕上げれば合格点に届くか」をひと目でつかめるように整えました。

 

1. 午後ネットワーク分野の特徴

1. 午後ネットワーク分野の特徴

午後のネットワークは、知識を暗記するだけでは解けない分野です。問題文に示されたネットワーク構成図を読み、設問が問う箇所を図のなかで特定し、必要ならサブネット計算をして答える――この流れが基本になります。

つまり、午後ネットワークで求められるのは大きく2つの力です。ひとつは TCP/IP の仕組みを正しく理解していること。もうひとつは アドレス設計やビット計算を、ミスなく手早くこなせること。この2本柱が、そのまま得点を左右します。

逆に言えば、出題テーマはある程度パターンが決まっています。やみくもに範囲を広げるより、頻出テーマを確実に押さえるほうが、合格点には近づきます。

 

例えるなら、午後ネットワークは「地図を読みながら目的地を探す問題」。構成図という地図のうえで、パケットがどの道を通り、どの住所(IPアドレス)に届くのかを追いかけます。地図の記号(プロトコルや機器)を知っていて、住所の計算(サブネット)が正確なら、迷わずゴールにたどり着けます。

 

2. 押さえるべき典型テーマ

2. 押さえるべき典型テーマ

午後ネットワークで繰り返し問われるテーマを、あなたが優先順位をつけやすいように整理しました。まずはこの6つを軸に学習を組み立てましょう。

 

2-1. OSI参照モデルとTCP/IP

すべての土台になるのが、OSI参照モデル(7階層)と TCP/IP の階層モデルです。「どの機能がどの層の役割か」を理解していると、設問が何を問うているのかをすぐ判断できます。たとえばスイッチはデータリンク層、ルータはネットワーク層、というように、機器と層の対応を結びつけて覚えるのがコツです。

2-2. IPアドレスとサブネット計算・CIDR

午後ネットワークの最大の山場がここです。IPアドレスをネットワーク部とホスト部に分け、サブネットマスクCIDR 表記からネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・割り当て可能なホスト数を求める計算が頻出します。詳しくは IPアドレスとは も合わせて確認しておくと土台が固まります。

CIDR 表記「/24」はサブネットマスク 255.255.255.0 と同じ意味で、ネットワーク部が 24 ビット、ホスト部が残り 8 ビットを表します。ホスト部が n ビットなら、割り当て可能なホスト数は「2 の n 乗 − 2」(ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2つを除く)です。たとえば /24 なら 2 の 8 乗 − 2 = 254 台になります。

2-3. ルーティング

パケットが宛先ネットワークまで届く道筋を決めるのがルーティングです。ルーティングテーブル(経路表)を読み、宛先アドレスがどの経路に一致するかを判断する問題がよく出ます。デフォルトゲートウェイや、静的ルーティングと動的ルーティングの違いも押さえておきましょう。

2-4. 主要プロトコル(DNS/DHCP/HTTP/HTTPS)

名前解決の DNS、IPアドレスを自動配布する DHCP、Web通信の HTTP と暗号化された HTTPS など、主要プロトコルの役割と動作の流れが問われます。「どのプロトコルが、どのポート番号で、何をするか」をセットで整理しておくと迷いません。

2-5. 負荷分散・冗長化

アクセスを複数のサーバに振り分けるロードバランサ(負荷分散)や、機器・経路を二重化して障害に備える冗長化も定番テーマです。可用性を高める設計として、構成図のなかで「どこが単一障害点になるか」「どう二重化されているか」を読み取る視点が大切です。

2-6. ネットワークセキュリティ

ファイアウォール、DMZ、VPN による拠点間の安全な通信など、ネットワークを守る仕組みも問われます。午後の問1は情報セキュリティが必須ですが、ネットワーク分野でもセキュリティの観点はたびたび顔を出します。通信経路のどこをどう守るかを、構成図と結びつけて理解しておきましょう。

機器そのものの役割を整理したいときは ネットワーク機器とは、階層モデルの全体像は OSI参照モデルとTCP/IPとは が土台固めに役立ちます。

 

3. 午後問題を解くコツ

3. 午後問題を解くコツ

知識がそろっても、解き方の手順がぶれると時間を失います。あなたが本番で迷わないための3つのコツを紹介します。

 

コツ 1: 構成図とアドレス設計を先に整理する
問題文を読み始める前に、まず構成図に目を通します。どの機器が、どのネットワーク(セグメント)に属し、どんなIPアドレスが割り当てられているかを、図に書き込みながら整理しましょう。設問を解くときの「地図」がここで完成します。

 

コツ 2: サブネットはビット計算を正確に
サブネット計算は、焦って暗算するとミスのもとです。サブネットマスクを2進数(ビット)に直し、ネットワーク部とホスト部の境目を正確に見極めてから計算します。1ビットのズレが答えを大きく変えるので、ここだけは丁寧に。

 

コツ 3: パケットの流れを追う
「送信元から宛先まで、パケットがどの機器を通っていくか」を順に追います。途中でどのプロトコルが働き、どこでアドレスが変換(NATなど)されるかを意識すると、設問の意図が見えてきます。流れを声に出して説明できれば、記述式でも書きやすくなります。

 

この3つはどれも、「図と数字を、自分の手で確かめる」という共通点があります。頭のなかだけで処理しようとせず、問題用紙に書き込みながら進めるのが、ミスを減らす一番の近道です。

 

4. 時間配分と練習法

4. 時間配分と練習法

午後試験は150分で5問を解きます。単純計算で1問あたり約30分。ネットワークもこの枠で解き切る必要があるので、時間感覚を体に染み込ませておきましょう。

おすすめの時間配分は、次のイメージです。

  1. 構成図と問題文の読み込み・情報整理:約 5〜7 分
  2. 設問を解く(サブネット計算・記述):約 18〜20 分
  3. 見直し(計算ミス・記述の言い回し確認):約 3〜5 分

 

練習法は、次の3ステップで進めると力がつきます。

 

STEP 1: サブネット計算を反復する
まずは計算を体に覚えさせます。CIDR表記からネットワークアドレス・ホスト数を求める練習を、時間を測りながら繰り返しましょう。ここが速く正確になるだけで、午後の安定感が大きく変わります。

STEP 2: 過去問の構成図を読む練習
過去問を使い、構成図に自分でアドレスやセグメントを書き込む練習をします。最初は時間を気にせず、「図を正しく読む」ことに集中してください。

STEP 3: 記述式の答案を時間内に仕上げる
仕上げに、本番と同じ30分で1問を解き切る練習を重ねます。「説明する力」は書いて初めて身につくので、模範解答と自分の答案を見比べ、言い回しを磨いていきましょう。

 

ペース配分は、あなたの生活スタイルに合わせて選んでください。

  1. 平日にサブネット計算10分+週末に過去問1問(コツコツ派)
  2. 週末まとめて過去問を時間計測で複数問(休日集中派)
  3. 計算ドリルと過去問を交互に回す(バランス派)

 

大切なのは、計算の反復構成図の読解を、別々ではなく行き来しながら鍛えること。どちらか一方だけでは、本番の総合問題に対応しきれません。

 

まとめ: 図と数字を、自分の手で確かめる

まとめ: 図と数字を、自分の手で確かめる

ここまでの内容を、あなたが思い出しやすい形でまとめます。

  1. 午後ネットワークは TCP/IPの理解・サブネット計算・構成図の読解の3つが得点のカギ
  2. 典型テーマは OSI/TCP-IP、IPアドレスとサブネット(CIDR)、ルーティング、主要プロトコル、冗長化、セキュリティ
  3. 解き方は 構成図を整理 → ビット計算を正確に → パケットの流れを追う。1問30分の感覚を練習で身につける

 

「いきなり全部やる」とつまづきやすいので、まずは今日30分でできる小さな一歩から始めてみてください。

 

今日30分でできる、最初の3アクション
1. IPアドレスとは を読み、ネットワーク部とホスト部の考え方を確認する(10分)
2. CIDR「/24」「/26」のホスト数を、紙とペンで計算してみる(10分)
3. OSI参照モデルとTCP/IPとは で、機器と層の対応を整理する(10分)

 

午後ネットワークは、苦手に感じる人が多いぶん、固めれば差をつけやすい分野です。図と数字を自分の手で確かめる習慣がつけば、合格点は十分に手が届く距離にあります。Stepio はあなたの学習を一緒に伴走していきます。

 

次のステップ

午後の他分野や午前との関係も含めた試験全体の流れは、応用情報技術者試験の全体像をまとめたガイドで俯瞰しておくと、学習計画が立てやすくなります。

ネットワークの理解度を試したいなら、応用情報 ネットワーク分野の問題集で実際に解いてみるのが、弱点をつかむ近道です。