G検定 問題集|過去問題

G検定 AIの法律・倫理 問題集|過去問題形式で9問

G検定「個人情報保護法・著作権(AI生成物・学習データ)・GDPR・知的財産と契約・アルゴリズムバイアス・公平性・透明性・説明責任・AIガバナンス・人間中心のAI社会原則・ディープフェイク」の練習問題9問です。解けなかった問題は、各問の解説末尾のリンクから対応する解説記事に進んでください。

 

Q1. 日本の「個人情報保護法」が主に守ろうとしているものの説明として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「B」です。

個人情報保護法は、氏名や生年月日などから生存する個人を識別できる「個人情報」を、本人の権利利益を守りながら事業者が適正に取り扱うためのルールを定めた法律です。AI の学習データに個人情報が含まれる場合も、この法律の対象になります。

A は不正競争防止法などが扱う営業秘密、C は著作権法、D は特許法に関する説明で、いずれも個人情報保護法の主な目的とは異なります。

個人情報保護法とは(詳しい解説)を見る

 

Q2. 個人情報を取り扱う事業者が、原則として行うべきこととして、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「A」です。

個人情報保護法では、事業者は利用目的をできる限り特定し、本人への通知または公表を行ったうえで、その目的の範囲内で個人情報を利用するのが原則です。目的の範囲を超えて使う場合は、あらためて本人の同意が求められます。

B の自由な販売、C の開示請求を無視する対応、D の目的外の使い回しは、いずれも同法の考え方に反するため誤りです。

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Q3. AI の学習に他人の著作物を利用することに関する、日本の著作権法の考え方として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「C」です。

日本の著作権法では、情報解析(多数の著作物から情報を抽出する解析)などの目的であれば、一定の条件のもとで著作物を利用できる場合があるとされています。ただし、権利者の利益を不当に害することになる場合などは制限され、利用が認められないこともあります。実際の判断はケースごとに分かれるため、諸説あり慎重な検討が必要とされています。

A と B は条件を無視して一律に決めつけている点、D は著作権法の対象外と言い切っている点で、いずれも適切ではありません。

著作権法とは(詳しい解説)を見る

 

Q4. 「特許権・著作権・商標権」などをまとめて指す言葉として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「D」です。

知的財産権とは、発明・創作・ブランドなど、人の知的な活動から生まれた成果を保護する権利の総称で、特許権・著作権・商標権・意匠権などが含まれます。AI の開発では、学習データやモデルの扱いをめぐって、これらの権利や契約上の取り決めが重要になります。

A の個人情報、B のプライバシー権、C の肖像権は、いずれも個人に関わる別の権利・概念で、特許権や商標権をまとめて指す言葉ではありません。

知的財産権とは(詳しい解説)を見る

 

Q5. EU の「GDPR(一般データ保護規則)」の説明として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「A」です。

GDPR(一般データ保護規則)は、EU 域内の個人データの保護について定めた規則です。特徴として、EU 域外の企業であっても、EU の人々の個人データを扱う場合には適用されることがあります(域外適用)。違反時の制裁が重いことでも知られ、国際的に事業を行う企業が注意すべきルールです。

B は著作権の条約、C は適用範囲を国内に限定している点、D は技術規格としている点で、いずれも GDPR の説明としては誤りです。

個人情報保護法とは(詳しい解説)を見る

 

Q6. AI における「アルゴリズムバイアス(アルゴリズムの偏り)」の説明として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「C」です。

アルゴリズムバイアスとは、学習データの偏りや設計の問題などが原因で、AI が特定の性別・人種・年齢などに対して不公平な結果を出してしまうことです。たとえば採用や与信の判断に使うと、社会的な差別を再生産してしまうおそれがあり、AI の公平性を考えるうえで重要な論点です。

A の計算速度、B のファイルサイズ、D の消費電力は、いずれも別の問題で、結果の偏りを指すアルゴリズムバイアスとは異なります。

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Q7. AI 倫理でよく挙げられる「透明性」と「説明責任(アカウンタビリティ)」の説明として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「B」です。

透明性は、AI がどのようなデータや仕組みで判断しているかを分かるようにすること、説明責任(アカウンタビリティ)は、その判断の結果について開発・提供する側が責任をもって説明・対応できるようにすることを指します。どちらも、人々が安心して AI を使えるようにするための大切な考え方です。

A は透明性と逆の説明、C は責任の所在を放棄する考え方、D は速度の話で、いずれも倫理上の透明性・説明責任の意味とは異なります。

 

Q8. 日本が掲げる「人間中心のAI社会原則」が大切にしている考え方として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「D」です。

人間中心のAI社会原則は、日本政府がまとめた AI 活用の基本的な考え方で、AI はあくまで人間の能力を補い、人々が幸せに暮らせる社会の実現に役立つべきだという立場を中心に置いています。人間の尊厳やプライバシー、公平性などを尊重しながら AI を使うことが求められます。

A は人間より AI を優先する点、B はプライバシーを軽視する点、C は社会への透明性を欠く点で、いずれもこの原則の考え方とは反対です。

 

Q9. AI 技術で問題になっている「ディープフェイク」の説明として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「A」です。

ディープフェイクとは、AI(とくにディープラーニング)を使って、実在の人物が話したり動いたりしているかのような、本物に見える偽の映像や音声を作る技術のことです。なりすましやデマの拡散、名誉を傷つける用途に悪用されるおそれがあり、AI 倫理や法律の面で大きな課題になっています。

B は学習手法の話、C はモデルの軽量化、D はディープウェブの説明で、いずれも偽の映像・音声を作るディープフェイクとは異なります。

 

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