AWS 問題集|過去問題

AWS CLF クラウドの概念 問題集|過去問題形式で8問

AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF-C02)「クラウドの概念」の練習問題8問です。従量課金・グローバルインフラ(リージョン/アベイラビリティゾーン/エッジロケーション)・IaaS/PaaS/SaaS・Well-Architected Framework が範囲です。用語を単体で丸暗記するより、「オンプレミス(自社保有)なら何にあたるか」を一対一で並べると、クラウド特有の言い回しが一気に腑に落ちます。

 

オンプレミスと並べて覚える — クラウド用語「置き換え表」

オンプレミスとクラウドの用語を対応させて整理するイメージ

クラウドの概念でつまずくのは、言葉が新しく見えるからです。ところが多くは、これまで自社でやってきたことの「置き換え」にすぎません。まず下の対応表で、オンプレミスの何がクラウドのどの用語になったのかを結びつけてください。左を知っていれば、右は覚え直しではなく読み替えで済みます。

オンプレミス(自社保有) クラウド(AWS)の考え方
機材を先にまとめて購入(初期の設備投資=CapEx) 使った分だけ払う従量課金(運用費=OpEx)
1棟のデータセンター リージョン(地域ごとに独立した拠点)
建物内のサーバー室 アベイラビリティゾーン(AZ)(物理的に分けた拠点群)
機材を買い足して増強(数週間) スケーラビリティ/弾力性で数分で増減
ソフトを買って自分で保守 SaaS(完成済みアプリをブラウザで利用)
全部を自社に設置 ハイブリッドクラウド(自社+クラウドの併用)

 

もう一つ、単独で問われやすいのがWell-Architected Frameworkです。これは特定のサービスではなく、良い設計かを見直すための6つの柱(運用上の優秀性・セキュリティ・信頼性・パフォーマンス効率・コスト最適化・持続可能性)からなるチェックリストです。表の各行を「なぜクラウドだと有利か」まで言えるようにしておくと、選択肢の言い換えに惑わされません。

 

この置き換え表を手元に置いて、8問に進みましょう。

 

Q1. クラウドコンピューティングのメリットとして、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「B」です。

クラウドの大きなメリットは従量課金です。必要なときに必要なぶんだけリソースを使い、使った量に応じて料金を支払えるため、最初に大きな設備投資をしなくて済みます。電気や水道のように、使った分だけ料金を払う仕組みに近いイメージです。

A は自社で機材を持つオンプレミスの考え方、C は固定料金の説明でクラウドの従量課金とは異なります。D はインターネット経由で使えるクラウドの特徴と逆の説明です。

AWS の料金体系とは(詳しい解説)を見る

 

Q2. クラウド導入により「固定費(CapEx)から変動費(OpEx)へ」変わるとは、どういう意味として適切ですか?

回答

解説

正解は「D」です。

オンプレミスでは、サーバーなどの設備をまとめて先に購入する固定費(CapEx・設備投資)が必要でした。クラウドでは、使った分だけ支払う変動費(OpEx・運用コスト)に切り替わります。大きな初期投資を抑えられ、需要に合わせて支出を調整しやすくなるのがメリットです。

A は支払いが一定になる固定料金の説明、B は無料という誤り、C は設備を資産として持つオンプレミス側の説明で、いずれも変動費化とは異なります。

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Q3. AWSの「リージョン」の説明として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「A」です。

リージョンは、世界の各地域に設けられた、独立して構成されるAWSの拠点(地理的なまとまり)です。利用者は、データを置く地域や法令、利用者との距離などを考えてリージョンを選びます。各リージョンは複数のアベイラビリティゾーンで構成されます。

B はエッジロケーションの説明に近く、C はサーバー内の仮想区切り、D は請求の話で、いずれもリージョンとは異なります。

AWS のリージョンとアベイラビリティゾーンとは(詳しい解説)を見る

 

Q4. 「アベイラビリティゾーン(AZ)」の説明として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「C」です。

アベイラビリティゾーン(AZ)は、1つのリージョン内にある、互いに物理的に切り離された1つ以上のデータセンターのまとまりです。複数のAZにシステムを分けて配置すると、片方のAZに障害が起きても、もう片方で動かし続けられます。災害に備えて拠点を分散するイメージに近いです。

A はエッジロケーション、B はリージョン全体を取り違えた説明、D は識別子の話で、いずれもAZとは異なります。

AWS のリージョンとアベイラビリティゾーンとは(詳しい解説)を見る

 

Q5. クラウドの「スケーラビリティ(拡張性)」を活かせる場面として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「B」です。

スケーラビリティ(拡張性)は、需要に合わせてリソースの量を柔軟に増やしたり減らしたりできる性質です。アクセスが急増したら台数を増やし、落ち着いたら減らせるため、無駄なコストを抑えながら必要な性能を保てます。混雑に合わせてレジを開け閉めするお店のような考え方です。

A と C は量を固定する考え方で拡張性を活かせず、D は機材調達に時間がかかるオンプレミスの弱点で、必要なときにすぐ増やせるクラウドの俊敏性とは逆です。

AWS の Auto Scaling と ELB とは(詳しい解説)を見る

 

Q6. クラウドサービスのうち「SaaS」にあたるものとして、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「D」です。

SaaS(Software as a Service)は、完成済みのソフトウェアをインターネット経由で使う形態です。ブラウザからログインしてすぐ使えるメールやチャットなどが当てはまり、利用者はインストールや管理をほとんど気にせず使えます。

A はインフラ部品を借りるIaaS、B はアプリの実行環境を借りるPaaSの説明です。C はクラウドではなくオンプレミスの形態で、いずれもSaaSとは異なります。

SaaS・PaaS・IaaSとは(詳しい解説)を見る

 

Q7. パブリッククラウドとオンプレミスを組み合わせて使う形態を指す言葉として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「A」です。

ハイブリッドクラウドは、AWSのようなパブリッククラウドと、自社で持つオンプレミス環境を組み合わせて使う形態です。重要なデータは社内に残しつつ、急な負荷増にはクラウドを使うなど、両方の長所を活かせます。

B は何もかもをクラウドだけで動かす考え方、C はインターネットを使わない閉じた環境、D は社内限定の環境で、いずれも両者を組み合わせるハイブリッドクラウドとは異なります。

クラウドコンピューティングとは(詳しい解説)を見る

 

Q8. AWS Well-Architected Framework の説明として、もっとも適切なものはどれですか?

回答

解説

正解は「C」です。

AWS Well-Architected Frameworkは、クラウド上で良いシステムを設計・運用するための、複数の柱(運用上の優秀性・セキュリティ・信頼性・パフォーマンス効率・コスト最適化・持続可能性など)からなる考え方やベストプラクティス集です。設計を見直すときのチェックリストのように使えます。

A は自動開発サービスではないため誤り、B は設計の継続的な見直しを促すフレームワークの考え方と逆です。D は料金見積りの話で、設計指針である本フレームワークとは異なります。

AWS Well-Architected Framework とは(詳しい解説)を見る

 

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