AI-900 ドメイン「自然言語処理(NLP)」の練習問題8問です。テキスト分析(キーフレーズ抽出・感情分析・エンティティ認識・言語検出)・翻訳・音声認識と音声合成・会話 AI・Azure AI Language / Azure AI Speech でできることなどを出題します。解けなかった問題は、各問の解説末尾のリンクから対応する解説記事に進んでください。
ご注意:AI-900(Azure AI Fundamentals)は2026年6月30日に退役し、後継のAI-901へ移行する予定です(同じ「Azure AI Fundamentals」認定の新しい試験です)。これから受験する方は、最新の試験コードと出題範囲を Microsoft Learn 公式 でご確認ください。この問題集はAI-900向けの内容です。
Q1. 「自然言語処理(NLP)」が扱う対象として、もっとも適切なものはどれですか?
回答
解説
正解は「C」です。
自然言語処理(NLP / Natural Language Processing)は、人が日常で使う文章や話し言葉といった「言語」をコンピューターに扱わせる技術分野です。文章の要約・翻訳・感情の読み取りなど、言葉に関わるさまざまなタスクが含まれます。
A の画像はコンピュータービジョン、B の数値データやセンサー情報は別の分析分野の話です。D の集計表だけに限る、という説明も誤りで、NLP が扱うのはあくまで言語データです。
Q2. テキスト分析の「感情分析(sentiment analysis)」でできることとして、もっとも適切なものはどれですか?
回答
解説
正解は「A」です。
感情分析は、文章の内容からその書き手の感情がポジティブ寄りかネガティブ寄りか(あるいは中立か)を判定するテキスト分析のタスクです。商品レビューや問い合わせ文の傾向をまとめて把握する場面などで役立ちます。
B は画像から表情を読む話でコンピュータービジョンに近く、C は翻訳、D は音声の長さを測る処理で、いずれも文章の感情を判定する感情分析とは異なります。
Q3. 文章の中から「人名」「地名」「日付」「会社名」などを取り出すテキスト分析のタスクを何と呼びますか?
回答
解説
正解は「B」です。
エンティティ認識(固有表現抽出)は、文章の中から「人名」「地名」「日付」「会社名」といった意味のあるまとまり(エンティティ)を取り出すテキスト分析のタスクです。文書の中の重要な情報を自動でピックアップする付箋貼りのようなイメージです。
A の言語検出は何語で書かれているかの判定、C の物体検出は画像のタスク、D の音声合成は文章を読み上げる処理で、いずれもエンティティ認識とは異なります。
Q4. 「言語検出(language detection)」でできることとして、もっとも適切なものはどれですか?
回答
解説
正解は「D」です。
言語検出は、入力された文章が何語で書かれているかを判定するテキスト分析のタスクです。問い合わせ文を言語ごとに振り分けたり、翻訳の前処理として「まず何語か」を判定したりする場面で使われます。
A の要約、B の感情分析、C の音声への変換(音声合成)は、いずれも別のタスクで、何語かを見分ける言語検出とは異なります。
Q5. 「音声認識(speech to text)」と「音声合成(text to speech)」の違いの説明として、もっとも適切なものはどれですか?
回答
解説
正解は「A」です。
音声認識は、人が話した音声を聞き取って文字に書き起こす処理です。一方の音声合成は、文字(テキスト)をもとに人工的な音声を作って読み上げる処理です。「声から文字へ」と「文字から声へ」という、向きが逆の関係になっています。
B は両者の向きを逆にしており誤りです。C の画像からの文字読み取りは OCR、D の翻訳は言語変換で、いずれも音声を扱うこれらの処理とは異なります。
Q6. Azure でテキスト分析(キーフレーズ抽出・感情分析・エンティティ認識・言語検出など)の機能を提供しているサービスはどれですか?
回答
解説
正解は「C」です。
Azure AI Languageは、キーフレーズ抽出・感情分析・エンティティ認識・言語検出といった、文章(テキスト)を扱う自然言語処理の機能をまとめて提供する Azure のサービスです。文章の中身を読み取って整理したいときに使います。
A の Azure AI Vision は画像、B の Azure AI Speech は音声を扱うサービスです。D の Azure Policy はガバナンス(ルール管理)のツールで、テキスト分析とは関係ありません。
Q7. Azure で音声認識や音声合成などの音声機能を提供しているサービスはどれですか?
回答
解説
正解は「D」です。
Azure AI Speechは、音声を文字に書き起こす音声認識や、文字を読み上げる音声合成、さらに音声の翻訳といった、音声に関わる機能を提供する Azure のサービスです。音声アシスタントや自動文字起こしなどの土台になります。
A の Azure AI Vision は画像、B の Azure AI Language はテキストを扱うサービスです。C の Azure Cost Management はコスト管理ツールで、音声処理とは関係ありません。
Q8. チャットボットや音声アシスタントのように、人と言葉でやり取りする「会話 AI(conversational AI)」の説明として、もっとも適切なものはどれですか?
回答
解説
正解は「B」です。
会話 AIは、チャットボットや音声アシスタントのように、人からの質問や依頼を言葉で受け取り、その内容を理解して言葉で応答する、対話のための仕組みです。自然言語処理を土台に、問い合わせ対応や予約受付などに活用されます。
A の画素単位の塗り分けはセグメンテーション、C の文字読み取りは OCR、D の数値集計はデータ分析の話で、いずれも言葉でやり取りする会話 AI とは異なります。
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